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特集「関数」
ADDRESS関数行番号と列番号を指定して、数式で使えるセル番地に変えることができます。 ADDRESS関数の書式は、次のようになります。 ADDRESS(行番号, 列番号, [参照の型], [a1], [シート名])「列番号」は、アルファベットではなく、数値で指定します。 「参照の型」は省略でき、その場合には絶対参照のセル番地になります。 「a1」は省略でき、その場合にはセル番地はA1スタイルになります。 「シート名」を指定すると、得られるセル番地には、そのシート名が付加されます。 使用例
結合セルを含む表からの集計結果を、
別表に反映させたい
時間帯ごとの予約状況を参照しながら、
新たな予約を追加していきたい
CEILING関数指定した基準値の倍数で、切り上げられた数値を返します。 このCEILING関数は、次のような書式で使います。 CEILING(数値, 基準値)数値:丸めの対象となる数値を指定します。 基準値:倍数の基準となる数値を指定します。 使用例
記録した時刻を、15分単位で丸めたい
COUNT関数数値を含むセルの個数がわかります。 COUNT関数は、次のような書式で使います。 COUNT(セル範囲)セル範囲に含まれる空白セルや論理値、文字列、エラー値は個数に含まれません。 使用例
出勤日数を求めたい
条件に合致する値の個数を求めたい
選択された回答の個数と比率を求めたい
正答率を求めたい 月別シートのデータの個数を集計したい
DATEDIF関数2つの日付間の日数や月数、年数を求めることのできる関数です。 かつての代表的な表計算ソフトとの互換性を保つために残されている関数なので、他の関数のように候補の一覧として表示されることはありませんが、使用には問題ありません。 DATEDIF関数の書式は、次のようになります。 DATEDIF(開始日,終了日,単位)開始日:期間の開始日を指定します。 終了日:期間の終了日を指定します。 単位:求める値の単位を、次のように指定します。
※終了日には、開始日より後の日付を指定します。逆の場合には、エラーとなります。 使用例
誕生日から、
年齢と直近の誕生日を求めたい
今日から終了日までの残り月数を求めたい
DATEDIF関数式のエラーを解消したい
DAY関数日付データから日にちを数値で取り出せます。 DAY関数の書式は、次のようになります。 DAY(シリアル値)シリアル値:日付データ、もしくは日付データの入力されているセルを指定します。
使用例
今日の日にちを強調したい
EDATE関数EDATE関数を使うと、指定した月数だけ前または後の日付を得られます。 EDATE関数の書式は、次のようになります。 EDATE(開始日, 月)開始日:基点となる日付、もしくはそれが入力してあるセルを指定します。 月:「開始日」からの月数を指定します。正数を指定すると「開始日」より後の日付を返し、負数を指定すると「開始日」より前の日付となります。 使用例
誕生日から、
年齢と直近の誕生日を求めたい
期日まで一か月を切ったら強調したい
期日を過ぎたら、その行全体を強調したい
EOMONTH関数EOMONTH関数を使うと、指定した月数だけ前または後の月の最終日を調べることができます。 満期日や支払日などの計算に便利です。 EOMONTH関数の書式は、次のようになります。 EOMONTH(開始日, 月)開始日:基点となる日付、もしくはそれが入力してあるセルを指定します。 月:「開始日」からの月数を指定します。正数を指定すると「開始日」より後の日付を返し、負数を指定すると「開始日」より前の日付となります。 使用例
翌月の日にちを非表示にしたい
万年カレンダーにしたい
FREQUENCY関数
FREQUENCY関数を使うと、あらかじめ指定しておいた区分値に応じたデータ個数を求めることができます。 このFREQUENCY関数の書式は、次のようになります。 FREQUENCY(データ配列, 区間配列)データ配列:対象となるデータの入力されたセル範囲を指定します。 区間配列: 区分値を入力したセル範囲を指定します。 使用例階級ごとの度数を数式で求めたい
MID関数MIDは、指定した位置から指定した文字数の文字を返す関数です。 このMID関数は、次のような書式で使います。 MID(文字列, 開始位置, 文字数)「文字列」には、セルを指定できます。 「開始位置」には、取り出す先頭文字の位置を数値で指定します。 文字列の先頭文字の位置が 1 になります。 「文字数」には、取り出す文字数を指定します。「文字列」以上の文字数を指定すると、「開始位置」以降のすべての文字が返されます。 使用例
MONTH関数日付データに含まれる月の数値を、 1〜12の範囲の整数で返す関数です。 このMONTH関数は、次のような書式で使います。 MONTH(日付データ)「日付データ」には、日付データの入力されているセルを指定します。 使用例
仕入伝票と売上伝票を使って、月ごとで在庫管理したい@
日付データを使って○月と表示させたい
MROUND関数対象となる数値を、指定した値の倍数になるように丸めます。 日時を表すシリアル値も対象にできます。 このMROUND関数は、次のような書式で使います。 MROUND(数値,倍数)「数値」には、丸める対象の数値を指定します。日時の入力されたセルも指定できます。 「倍数」には、丸めて求める倍数の基準値を指定します。日付や時刻の場合には、""で囲んで指定します。 使用例月の合計時間を30分単位で丸めたい
SUMIFS関数SUMIFSは、複数の条件を満たす値を合計する関数です。 SUMIFS関数は、次のような書式で使います。 SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,条件2...])「合計対象範囲」には、合計する値があるセル範囲を指定します。空の値やテキスト値は無視されます。 「条件範囲1」には、条件による評価の対象となる最初の範囲を指定します。 「条件1」には、その「条件範囲1」に適用する条件を指定します。 「条件範囲2,条件 2, ...」は、ほかにも条件がある場合に指定します。 最大 127 組の範囲/条件のペアを指定できます。 SUMIFS関数では、こうして指定した条件をすべて満たすものだけが合計の対象となります。 このSUMIFS関数を使って、日付と項目の2つを条件にすれば、 各項目の日付ごとの集計表を作ることができます。 ※SUMIFS関数は、2003以前のExcelでは利用できません。※SUMIFS関数の引数は、SUMIF関数と指定順序が異なります。 SUMIFS関数では合計の対象となるセル範囲を第1引数として指定します。使用例
直近3ヶ月の売上を、
顧客別に集計したい
期間内の入庫と出庫の個数を集計したい
直近3回の来店日の売上金額も知りたい
数式を使って、各月の売上を集計したい
合計列の値の個数や総計を知りたい
仕入伝票と売上伝票を使って、月ごとで在庫管理したい@
同じシートに項目ごとの集計結果を表示したい
TEXT関数セルの表示形式で用いられる書式文字列を使って、必要なデータを表示できる関数です。 このTEXT関数の書式は、次のようになります。 TEXT(値, 表示形式)値:元データの入力されているセル番地を指定します。 表示形式:セルの表示形式で用いる書式文字列を引用符(")で囲んで指定します。 使用例毎日の売上を曜日で集計したい
質問や要望などはこちらから本記事に対する質問や要望などは、気軽にお寄せください。個別の回答は行いませんが、適時この特集「関数」に反映させていきます。
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