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4以上8未満の評価点の入っているセルの個数を求めたい

 

COUNTIF関数式2つを「-」で結ぶことで、2つの条件の両方に合致するセルの数を調べることができます(AND条件)

COUNTIFは、セル範囲の中から、単一の検索条件に一致するセルの個数を返す関数です。2つ以上の検索条件を使い、その両方に合致するセルの個数を求める場合には、COUNTIF関数式を「-」で結びます。

COUNTIF(範囲, 検索条件1)-COUNTIF(範囲, 検索条件2)

「範囲」には、対象となるセル範囲を指定します。

「検索条件1」と「検索条件2」には、AND条件そのものを指定するわけではありません。「検索条件1」に合致する個数の中から、「検索条件2」に合致するものが取り除かれることになるので、求めたいAND条件になるように「検索条件2」にはその反対の条件を指定します。

たとえば、4以上で8未満の数値の個数を求めるなら、
まず、4以上の数値の個数を、「検索条件1」によるCOUNTIF関数で求めます。
それから、「検索条件2」によるCOUNTIF関数で、8以上の数値の個数を求め、それを1つめのCOUNTIF関数の結果から引きます。
そうすることで、結果的に4以上で8未満の数値の個数が求められます。

 

Excel 2010/2007の場合

Excel 2003/2002の場合

@D列に入力されている「評価点1」のデータの中から、7〜4の範囲にあるセルの個数を求めます

A「=COUNTIF(」と、半角で入力します

正しく入力されていれば、COUNTIF関数の引数を示す吹き出しが表示されます。

B「D」列番号をクリックして、D列全体を「範囲」として指定します

C引数の区切りを表す、半角のカンマ(,)を入力します

D「検索条件1」として、「"<=7"」と入力します

条件式は、半角の二重引用符 (") で囲んで指定します。

E半角の閉じ括弧())を入力して、1つめのCOUNTIF関数式を完成します

F半角の「-」を入力します

 

G「=COUNTIF(」と、半角で入力します

正しく入力されていれば、COUNTIF関数の引数を示す吹き出しが表示されます。

H「D」列番号をクリックして、D列全体を「範囲」として指定します

I引数の区切りを表す、半角のカンマ(,)を入力します

J「検索条件2」として、「"<4"」と入力します

4以上の数値に絞り込みたいので、「検索条件2」は「4未満」という条件式にします。1つめのCOUNTIF関数で7以下の数値の個数が求められているので、そこから4未満の数値の個数を引けば、結果的に7〜4の数値の個数が求められます。

K半角の閉じ括弧())を入力して、2つめのCOUNTIF関数式を完成します

LEnterキーを押して、COUNTIF関数式を確定します

COUNTIF関数式を設定したセルに、7〜4に該当する数値の個数が表示されます。

 

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