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月〜金曜日の売上の平均を求めたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

WEEKDAY関数による結果を条件として、SUMIF関数での集計結果を、COUNTIF関数で調べた個数で割れば、曜日を限定して平均を求めることができます

WEEKDAYは、日付を表すシリアル値から、その日付に対応する曜日を数値で返す関数です。既定では、戻り値は 1 (日曜) から 7 (土曜) までの範囲の整数となります。

SUMIFは、指定された検索条件に一致するセルの値を合計する関数です。

この2つの関数と、COUNTIF関数を組み合わせれば、曜日を限定しての平均を求めることができます。

COUNTIFは、指定された範囲に含まれるセルのうち、検索条件に一致するセルの個数を返す関数です。

このCOUNTIF関数は、次のような書式で使います。

COUNTIF(範囲,検索条件)

「範囲」には、対象となるセル範囲を指定します。空白のセルは無視されます。

「検索条件」には、「範囲」を評価する条件を、数値や式などでで指定します。式や文字列を指定する場合は、半角の二重引用符 (") で囲みます。

@月〜金曜日の売上の合計を求めるSUMIF関数式を設定します。

この作例では、月〜金曜日の売上の合計を求めるSUMIF関数式をすでに設定しています。それをコピーして使っています。

ASUMIF関数式に続けて、「/COUNTIF(」を入力します。

B「範囲」として、曜日を表す数値が表示されているセル範囲を、ドラッグで指定します。

この作例では、「曜日」の列に、WEEKDAY関数式を設定しています。「種類」を「2」に指定し、日付に応じて、1(月曜)〜7(日曜)の範囲の整数が返ってくるようにしてあります。

C[F4]キーを押して、「範囲」を絶対指定にします。

「範囲」を絶対指定にすると、COUNTIF関数を含む、計算式をコピーしやすくなります。

D「検索条件」として、「"<=5"」を指定します。

「<=5」は、5以下を表す条件式です。それを半角の二重引用符 (") で囲んで指定します。

E半角の括弧「)」で計算式を完成させて、[Enter]キーを押すと、月〜金曜日の売上の平均値が表示されます。

Fできあがった計算式をコピーして、他の部門の売上平均も求めます。

G土曜日と日曜日の売上平均を求めるときには、SUMIF関数とCOUNTIF関数の「検索条件」をどちらも「">5"」に変えます。

この作例では、WEEKDAY関数の種類を「2」として、1(月曜)〜7(日曜)の範囲の整数が返ってくるようにしてあります。土曜日は「6」、日曜日は「7」で表わされるので、「5より大きな値」を「検索条件」にしています。