期間内の入庫と出庫の個数を集計したい

期間と品名の複数の条件で集計することになるので、 SUMIFS関数を使います

SUMIFS関数を使うと、複数の条件を満たす値を合計できます。

このSUMIFS関数は、次のような書式で使います。

SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,条件2...])

「合計対象範囲」には、合計する値があるセル範囲を指定します。空の値やテキスト値は無視されます。

「条件範囲1」には、条件による評価の対象となる最初の範囲を指定します。「条件1」には、その「条件範囲1」に適用する条件を指定します。

「条件範囲2,条件 2, ...」は、ほかにも条件がある場合に指定します。最大 127 組の範囲/条件のペアを指定できます。

SUMIFS関数では、こうして指定した条件をすべて満たすものだけが合計の対象となります。

このSUMIFS関数を使って、日付と項目の2つを条件にすれば、各項目の日付ごとの集計表を作ることができます。

※SUMIFS関数は、2003以前のExcelでは利用できません。

※SUMIFS関数の引数は、SUMIF関数と指定順序が異なります。 SUMIFS関数では合計の対象となるセル範囲を第1引数として指定します。

	①作例では、1行目に集計する期間がそしてA列に品名が入力されています
	②SUMIFS関数の場合には、はじめに合計する値の入力されている列を指定します
	③1つ目の条件範囲として、日付の列を指定します
	④日付はシリアル値なので、集計開始日付以上を条件にすると、その日付以降の日付が集計の対象となります以上は、>=で表します。それをダブルコーテーションでくくって指定し、接続演算子の＆で、開始日付とくっつけます。日付のセルは、F4キーで絶対指定にします。
	⑤未満は、＜で指定できます
	⑥3つ目の条件として、品名の列と、品名のセルを品名のセルをクリックし、 F4キーを3度押して、列のみの絶対指定で「検索条件」セルを指定します品名のセルは、F4キーを3度押して、列のみの絶対指定にします。
	⑦出庫数を集計する数式は、入庫数の数式をコピーして作ります右ドラッグで数式をコピーすれば、条件として指定した列がずれません。
	⑧数式が長い場合は、「ホーム」タブの「検索と選択」→「置換」での修正が便利です作例では、入個を記録しているテーブルと、出庫を記録するテーブルを同じ形にしているので、数式内の「入庫」を「出庫」に変えるだけで、出庫数の計算式になります。
	⑨「オプション」を使います
	⑩「検索対象」を「数式」にして、「次を検索」で、選択中のセルの数式のみを置換します
	⑪数式中の「入庫」が「出庫」に置き換わり、出庫数を集計するSUMIFS関数式になります
	⑫数式をフィルハンドルでコピーして、品名ごとの入庫数と出庫数を求めます品名は、列のみの絶対指定にしてあるので、列方向にコピーした数式内のセル番地は、左端の品名を指定したものになります。







	●テーブル化した入庫表の集計を SUMIF関数で行う動画です