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評価点を5段階の評定に直したい

 

変換表を用意すれば、VLOOKUP関数で直せます

VLOOKUPは、 指定範囲の左端列を検索し、同じ行にある指定列のデータを抽出する関数です。

標準では、検索対象となる左端列のデータは昇順に並べられていなければなりません。

昇順に並んでいない左端列を検索対象にする場合は、引数「検索の型」には「FALSE」を指定する必要があります。

このVLOOKUP関数の書式は次のようになります。

VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)

検索値:検索する値を指定します。

範囲:検索と抽出の対象となるセル範囲を指定します。セル範囲の名前や、テーブル名を指定することもできます。

列番号:抽出するデータのある列を、「範囲」の左端から数えた列数で指定します。列番号に 1 を指定した場合は、セル範囲の左端列の値が抽出対象となります。

検索の型:省略した場合は「TRUE」となり、「検索値」が見つからなくても、「検索値」未満でもっとも大きいものが該当値とみなされます。「FALSE」を指定した場合は、検索値と完全に一致する値だけが検索され、見つからない場合はエラー値「#N/A」が返されます。

 

変換表を使う場合には、 「検索の型」を「TRUE」にします。


 

@変換表は、左の画面のような形で用意します

A「検索値」には、 評価点の計算式をそのまま使います

B「範囲」として、 用意した変換表のセル範囲を絶対指定で指定します

セル範囲を選択してからF4キーを押すと、 絶対指定のセル番地に変えられます。

C「列番号」には、 左から数えた「評定」の列番号を指定します

D「検索の型」は「TRUE」で使うので、 省略してVLOOKUP関数式を確定します

評価点が5段階の評定に変わります。

●点数をABCの3段階評価する手順を動画にしました

 

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