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正もしくは負の数値だけを平均したい

 

 

 

 

AVERAGEIF関数を使えば、正の数値だけの平均や、負の数値だけの平均を求めることは、難しくありません

AVERAGEIF関数を使うと、指定したセル範囲の中から、指定した条件に合致するセルのみを対象にして、その平均値 (算術平均) を得られます。

AVERAGEIF関数は、次のような書式で使います。

=AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)

範囲:「条件」と照らし合わせるセル範囲を指定します。

条件:条件式を、">32"や"Windows"などのように、半角の二重引用符 (") で囲んで指定します。

平均対象範囲:「条件」に合致した場合に、平均するセル範囲を指定します。「範囲」と同じセル範囲を平均する場合は、省略することができます。

※AVERAGEIF関数は、旧バージョンのExcelには用意されていません。旧バージョンのExcelでは、SUMIFとCOUNTIFの関数を組み合わせて、AVERAGEIF関数を実現することになります。

@正の値だけの平均を求めたい場合は、「条件」として「">0"」を指定します。

A負の値だけの平均を求めたい場合は、「条件」として「"<0"」を指定します。

 

旧バージョンのExcelにはAVERAGEIF関数はありませんが、SUMIFとCOUNTIFの関数を組み合わせれば、同様の結果が得られます

旧バージョンのExcelには、AVERAGEIF関数は用意されていません。しかし、条件に合致するセルのみの合計を求められるSUMIF関数と、同様に条件に合致するセルのみの数を調べられるCOUNTIF関数を組み合わせれば、AVERAGEIF関数と同様の結果を得ることができます。

@正の値だけの平均を求めたい場合は、「条件」として「">0"」を指定します。

同じ「条件」を指定した、SUMIF関数式を、COUNTIF関数式で割れば、AVERAGEIF関数式と同じ結果が得られます。

A負の値だけの平均を求めたい場合は、「条件」として「"<0"」を指定します。

同じ「条件」を指定した、SUMIF関数式を、COUNTIF関数式で割れば、AVERAGEIF関数式と同じ結果が得られます。