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月〜金曜日の売上だけを合計したい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

WEEKDAY関数による結果を条件とすれば、SUMIF関数で曜日を限定して売上を合計できます

WEEKDAYは、日付を表すシリアル値から、その日付に対応する曜日を数値で返す関数です。既定では、戻り値は 1 (日曜) から 7 (土曜) までの範囲の整数となります。

このWEEKDAY関数の結果を条件とすれば、SUMIF関数で特定の曜日の売上だけを合計できます。

SUMIFは、指定された検索条件に一致するセルの値を合計する関数です。

このSUMIF関数は、次のような書式で使います。

SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)

「範囲」には、「検索条件」で評価するセル範囲を指定します。

「検索条件」には、「範囲」を評価する条件を、数値や式などで指定します。式や文字列を指定する場合は、">32"や"Windows" のように、半角の二重引用符 (") で囲みます。

「合計範囲」には、「範囲」が検索条件を満たす場合に加算するセル範囲を指定します。この「合計範囲」を省略すると、「範囲」と「合計範囲」は同一となり、「検索条件」に一致した場合、「範囲」のセルが加算されます。

@「=SUMIF(」と入力します。

A「範囲」として、WEEKDAY関数の結果が表示されているセル範囲をドラッグで指定します。

B[F4]キーを押して、「範囲」のセル範囲を絶対指定にします。

「範囲」を絶対指定にしておくと、SUMIF関数式をコピーしやすくなります。

C「検索条件」として、「"<=5"」を入力します。

「<=5」は、5以下を表す条件式です。それを半角の二重引用符 (") で囲んで指定します。

D「合計範囲」として、各曜日の売上をドラッグで指定します。

E[F4]キーを2度押して、「合計範囲」のセル範囲を行番号だけ絶対指定にします。

この作例では、他の列にある他の部門の合計も求めたいので、行番号だけを絶対指定にします。

F半角の括弧「)」でSUMIF関数式を完成させて、[Enter]キーを押すと、月〜金曜日の売上だけの合計値が表示されます。

GできあがったSUMIF関数式を、他の列にある他の部門に合計欄にコピーします。

「範囲」のセル範囲は絶対指定にしてあるので、そのままコピーされます。

「合計範囲」のセル範囲は、行のみが絶対指定なので、列番号はコピー先の列に応じて変化します。

H土曜日と日曜日の売上のみを合計したい場合には、「検索条件」を「">5"」に変えます。

この作例では、WEEKDAY関数の種類を「2」として、1(月曜)〜7(日曜)の範囲の整数が返ってくるようにしてあります。土曜日は「6」、日曜日は「7」で表わされるので、「5より大きな値」を「検索条件」にしています。

 

 

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