エクセル実践塾 > エクセル実践塾2010

入力済みの住所に該当する、地図を表示したい

 

HYPERLINK関数を使って、Web地図サービスへのリンクボタンを作る方法があります

HYPERLINK関数式は、次のような書式で設定します。

HYPERLINK(リンク先,別名)

「リンク先」には、メールアドレスやURLなどを指定します。今回の場合には、Web地図サービスの検索時のURLと、住所セルを指定します。

「別名」には、セルに表示される文字列などを指定します。"地図表示"と指定しておけば、HYPERLINK関数式を設定したセルには、「地図表示」リンクボタンが表示されるようになります。

※Excel 2003/2002では、スマートタグを使って地図表示する方法もあります。

 

 

Excel 2010/2007の場合 | Excel 2003/2002の場合

 

@利用したいWeb地図サービスで、適当な住所を検索し、そのURLを確認し、それだけを選択します

Webページ内からの検索ではURLが変化しない場合があるので、検索サービスから地図を表示するようにします。

HYPERLINK関数で使うのは、住所の直前までのURLです。

 

A選択したURLの一部を右クリックして、ショートカットメニューから「コピー」を選びます

 

 

 

 

BExcelのワークシートに切り替えて、「=hy」と入力し、表示される関数の一覧から「HYPERLINK」を選んで、Tabキーを押します

 

C入力された「=HYPERLINK(」に続けて、半角で「"」を入力します

 

DCtrl+Vキーを押して、コピーしたURLを貼り付けます

 

E続けて半角の「"&」を入力し、住所の入力されているセルをクリックで指定します

※「&」は、文字列をつなぐための演算子です。

 

F半角のカンマ(,)と、「別名」としての「"地図表示"」を入力します

 

G半角の閉じ括弧())を入力してから、EnterキーでHYPERLINK関数式を完成させます

セルには、「別名」として指定した「地図表示」がリンクボタンとして表示されます。

 

H「地図表示」をクリックすると、住所に該当する地図が、Internet ExplorerやGoogle Chromeなどの既定のブラウザソフトで表示されるようになります

 

I同じ方法で、他のWeb地図サービスも利用できます

 

 

関連する他のページ

「仙台市」の含まれる住所セルがある、行全体を強調したい
指定列の強調を、行全体の強調に広げるだけなら、適用先を変更するだけで行えます

「仙台市」の含まれる住所セルを強調したい
「セルの強調表示ルール」→「文字列」を使います

「仙台市」の含まれる住所セルと同じ行にある、氏名セルを強調したい
FIND関数を使って、条件付き書式を設定します

「リンクの自動更新」を、「セキュリティの警告」を表示しないで行いたい
ブックが保存されているフォルダを「信頼できる場所」として登録すれば、「セキュリティの警告」が表示されなくなります

データの入力されていないセルの数を知りたい
COUNTIF関数で、「検索条件」として「""」を指定すれば、データの入力されていないセルの数がわかります

都道府県名をドロップダウンリストで入力したい
都道府県が入力されているセル範囲を、「データの入力規則」のリストとして設定すれば、ドロップダウンリストで選べるようになります

あとから見てもわかりやすいVLOOKUP関数式にしたい
「範囲」として指定するセル範囲に、あらかじめ適当な名前を付けておけば、VLOOKUP関数式でもそれを使えるのでわかりやすくなります

型番を入力すると、小売価格が表示されるようにしたい
検索するべき型番が横(行)方向に並んでいる場合にはHLOOKUP関数を使います

数式に使っている、セル範囲につけた名前を変更したい
「数式」タブの「名前の管理」ボタンで、セル範囲につけた名前などの変更を行えます

商品名や単価を、商品一覧から表引きしたい
表引きする表にあらかじめ適当な名前を付けておけば、VLOOKUP関数で簡単に表引きできます

商品番号を入力すると、自動的に商品名以外の情報も表示されるようにしたい
商品名などを表示するセルが、表引きの対象リストと同じ並びになっていれば、商品名のVLOOKUP関数式をコピーして使えます

商品番号を入力すると、自動的に商品名が表示されるようにしたい
VLOOKUP関数式を設定すれば、商品リストからの表引きを行えます