MOD関数とROWNDDOWN関数を組み合わせることで、目的の位の数字だけを取り出して表示できます
MOD(数値,除数)
このMOD関数を使うと、指定セルの数値を、指定した数値(除数)で割った余りを求めることができます。
「除数」を10にすると、対象となる数値が何であっても、1の位以下の数値を求められます。
ROUNDDOWN(数値,桁数)
このROUNDDOWN関数を使うと、指定された桁数で数値を切り捨てることができます。
「桁数」を0にすると、対象となる数値は整数に切り捨てられます。
@10の位の数字を取り出して表示したいときには、対象となる数値セルを10で割ります。
数値を10で割ると、10の位の数字が1の位に変わります。それをROUNDDOWN関数で整数にしてから、MOD関数によって10で割った余りを求めます。
=MOD(ROUNDDOWN(B2/10,0),10)
A他の位の数字を取り出して表示する場合は、同様の計算式を作りやすいように、対象セルの列番号を絶対指定にしておきます。
計算式内のセル番地にカーソルを移動して、F4キーを何度か押すと、列番号の前に「$」の付いた、列番号のみの絶対指定にできます。Enterキーを押すと、それを確定できます。
B列番号のみを絶対指定にした計算式を、「1の位」のセルにコピーします。
列番号のみを絶対指定にした計算式は、同一行へのコピーでは、対象セルの番地が変化しません。
C1の位の数字を取り出して表示するので、10を1に直します。