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5000との差が500で割り切れる値を強調したい

 

MOD関数による条件式を使い、500で除算した余りが0となるセルを、条件付き書式で強調します

条件付き書式の条件には、関数を使うこともできます。

MOD関数をその条件式に使えば、500で割り切れるセルの判別が可能です。MODは、指定値による除算の余りを求める関数なので、結果が0になるものが指定値で割り切れる値ということになります。

5000との差は、MOD関数式内で計算することができます。

 

 

 

@条件付き書式を適用するセル範囲を選択しておきます

 

A「ホーム」タブの「条件付き書式」ボタンから「ルールの管理」を選びます

 

B「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び 、数式欄に「=MOD(5000-」と入力してから、選択中の範囲の左上隅のセルをクリックで指定します

指定したセルの番地は、絶対指定で数式に追加されます。

 

CF4キーを3度押して、相対指定のセル番地に変えます

 

D続けて、「,500)=0」と入力し、条件式を完成します

「5000-C3」の結果が、500で除算され、その余りが0となる場合に真となる条件式となります。

適当な書式を設定したら、「OK」ボタンをクリックします。

E「適用」ボタンをクリックすると、設定した条件付き書式をすぐに確認できます

 

F「▼」ボタンをクリックすれば、条件付き書式の適用順を変えられます

条件付き書式は、上に表示されているものほど優先して適用されます。

 

 

 

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