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直前の選択内容に応じた選択肢を表示したい

 

INDIRECT関数で、直前の選択肢を『名前』として使います

「データ」タブの「データの入力規則」では、 選択肢のための「リスト」を設定することができます。

この「リスト」には、セル範囲や、 それにつけた名前を指定することができます。

INDIRECT関数を使うと、そうして選んだ文字列を、 さらに『名前』として利用できるようになります。


Excel 2016/2013

 

@ 作例では、「営業活動」への入力は、 「データの入力規則」の「リスト」で行っています

A「数式」タブの「選択範囲から作成」を使って、 選択肢のセル範囲に名前をつけます

階層的に用いる選択肢は、 対象となる選択肢に隣接するようにして入力しておきます。

作例では、「営業活動」の各選択肢の左側に、 それが選ばれたときの選択肢を入力しています。

「営業活動」の選択肢を含めて、それらのセルを選択し、 「数式」タブの「選択範囲から作成」をクリックします。

B「左端列」にチェックマークがついていることを確認して、 「OK」をクリックします

左端のセルに入力されている「営業活動」の選択肢で、 その右側のセル範囲に名前がつけられます。

C同様の手順で、「営業活動」の各選択肢で、 それを選んだときの選択肢のセル範囲に名前をつけます

D「データ」タブの「データの入力規則」をクリックします

直前の選択肢に応じた選択肢を表示したいセルを選択してから、 「データ」タブの「データの入力規則」をクリックします。

E「設定」タブの「入力値の種類」を「リスト」にして、 「元の値」欄に「=indirect(」と入力します

F直前の選択肢をクリックして、そのセル番地を数式に追加します

G閉じカッコを追加して数式を完成させます

H選択肢以外のデータも入力できるようにしたいときには、 「エラー」タブの「無効なデータが入力されたらエラーメッセージを表示する」の チェックマークを解除します

I「OK」をクリックして、設定を完了すると、 直前の「営業活動」の内容に応じて、 「状況」の選択肢が変わるようになります

「データの入力規則」の「元の値」には、 本来、セル範囲もしくはそれにつけた名前を指定します。

INDIRECT関数を使うと、指定したセルに入力された文字列を、 『名前』として認識できるようになります。

それで、直前の選択肢に応じた、 選択肢を表示できるようになるのです。

●選択肢の表示と、 さらにその選択に応じた選択肢を表示する方法を、 動画で解説しています

 

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