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合計列の値の個数や総計を知りたい

 

COUNTIFSやSUMIFSの関数を使えば、 列名を条件として、 その列の値だけを計算対象にすることができます

COUNTIFS関数を使うと、 複数の条件に合致するものの個数を求めることができます。

このCOUNTIFS関数は、次のような書式で使います。

COUNTIFS(条件範囲 1, 検索条件 1, [条件範囲 2, 検索条件 2]…)

条件範囲:任意のセル範囲を指定できます。 それぞれの「条件範囲」は隣接している必要はなく、離れた場所にあっても、列数と行数が同じなら指定できます。

検索条件:対象となる「条件範囲」での検索条件を、セル参照や文字列、数値、数式などで指定します。 文字列や数式を指定する場合には、半角の二重引用符(") で囲む必要があります。

「条件範囲」と「検索条件」は対で指定します。最大127組を指定できます。 求められる個数は、各組の条件すべてに合致したものとなります。

 

SUMIFS関数を使うと、複数の条件を満たす値の合計が可能です。

このSUMIFS関数は、次のような書式で使います。

SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,条件2...])

「合計対象範囲」には、合計する値があるセル範囲を指定します。

「条件範囲1」には、条件による評価の対象となる最初の範囲を指定します。 「条件1」には、その「条件範囲1」に適用する条件を指定します。

「条件範囲2,条件 2, ...」は、ほかにも条件がある場合に指定します。最大 127 組の範囲/条件のペアを指定できます。

SUMIFS関数では、こうして指定した条件をすべて満たすものだけが合計の対象となります。


Excel 2016/2013

 

@作例では、「勤務時間」が1時間以上の個数を調べることで、 勤務日数を求めます

A「検索条件範囲1」として、 項目行の行番号「2」をクリックして、 その行全体を指定します

直後にF4キーを押して、 行番号の指定を絶対指定に変えます。

B「検索条件1」として、 文字列の「勤務時間」を、 ダブルコーテーション(")で囲んで指定します

C「検索条件範囲2」として値のある行全体を、 「検索条件2」には0を数えないように">0"を指定します

DCOUNTIFS関数式を確定すると、 「勤務時間」が1以上の日数(個数)が求められます

完成したCOUNTIFS関数式は、 同列の他のセルにコピーして使います。

E「勤務時間」の合計にはSUMIFS関数を使います

※条件がひとつなので、SUMIF関数でも計算は可能です。

F「合計対象範囲」には1日の勤務時間が計算されている行の番号を、 「条件範囲1」には項目行の番号を絶対指定で、 「条件1」には計算対象とする項目名の「勤務時間」を ダブルコーテーション(")で囲んで指定します

GSUMIFS関数式を確定すると、 「勤務時間」列の値だけが合計されます

完成させたSUMIFS関数式は、 同列の他のセルにコピーして使えます。

●条件付き書式だけで、 シフト表をガントチャートにする動画です

 

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