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都道府県名から送料を求めたい

 

VLOOKUP関数を使って、都道府県名に該当する送料を検索します

VLOOKUP関数を使うと、リストの左端の列を検索し、同じ行にあるデータを取得することができます。

このVLOOKUP関数は、次のような書式で使います。

VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)

検索値:検索する値を指定します。

範囲:検索と抽出の対象となるセル範囲を指定します。あらかじめ名前を付けておくと、指定が楽になります。

列番号:抽出するデータのある列を、「範囲」の左端から数えた列数で指定します。列番号に 1 を指定した場合は、セル範囲の左端列の値が抽出対象となります。

検索の型:省略した場合は「TRUE」となり、「検索値」が見つからなくても、「検索値」未満でもっとも大きいものが該当値とみなされます。「FALSE」を指定した場合は、検索値と完全に一致する値だけが検索され、見つからない場合はエラー値「#N/A」が返されます。

Excel 2013/2010/2007

 

@都道府県別の送料が記載されたセル範囲に、適当な名前をつけておく

セル範囲を選択し、名前ボックスに任意の名前を入力します。

作例では、都道府県別の送料が入力してあるセル範囲に「送料_都道府県」という名前をつけています。

A送料を求めるセルに半角で「=v」と入力し、関数の一覧から「VLOOKUP」を選ぶ

「VLOOKUP」を選択して、Tabキーを押すと、セルにその関数が入力されます。

B「検索値」として、都道府県の入力されているセルを指定

C半角のカンマを入力してから、F3キーを押す

D名前の一覧が表示されるので、そこから「送料_都道府県」を選択して、「OK」をクリック

E名前で「範囲」が指定されたら、さらに半角のカンマを入力

F「送料_都道府県」のセル範囲の2列目に送料が入力されているので、「列番号」として「2」を指定

G半角のカンマを入力すると、「検索方法」の選択肢が表示されるので、「FALSE-完全一致」を選ぶ

「送料_都道府県」の検索対象となる左端列のデータは昇順に並べられていないので、「検索方法」は「FALSE」にする必要があります。

H半角の閉じ括弧で、VLOOK関数式が完成

IEnterキーで数式を確定すると、都道府県に該当する送料が表示される

 

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