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年度ごとの月別売上を集計したい

 

複数条件による配列数式を使う方法があります

配列数式では、 条件式の乗算で、 複数の条件を指定できます。

配列数式では、関数を用いた条件式も使用可能です。


 

 

@年度ごとに月別で集計するので、条件は「年度」と「月」の2つになります

条件に合致する「小計」だけを選んで集計するので、SUM関数を使います。

 

 

A1つ目の条件式を、カッコを使って指定します

作例では、表がテーブル化されているので、項目名のクリックで、その項目データすべてを、項目名で指定できます。

 

B次の年度初めの日付よりも小さな日付を、1つ目の条件にします

作例では、2021年4月1日から次年度となるので、DATE関数を使ってその日付を条件として指定します。

条件式はカッコで閉じます。

C2つ目の条件式を、MONTH関数を使って指定します

月数の入力されているセルは、列のみを固定した複合参照で指定します。

列のみの固定は、セル指定時にF4キーを3度押すことで行えます。

D最後に、集計する「小計」列を乗算します

作例のように数式を完成させたら、Ctrl+Shift+Enterキーで、配列数式として確定します。

E配列数式として確定されると、数式が{}で囲まれます

指定した列のデータが、行単位で順に計算され、その結果がSUM関数で集計されます。

1つ目の条件式で「日付」が2021年4月1日より前であることが確認され、2つ目の条件式で「日付」が指定付きのものであるかどうかが確認され、両者ともに真であるときにだけ「小計」が取得されます。

条件式は、真であるときに1が、偽のときには0の論理値を返します。乗算した条件式すべてが1(真)のときにだけ、乗算結果が「小計」の値となります。条件式のいずれかが0(偽)のときには、乗算結果は0となります。

F次年度の集計では、論理演算子を「>=(以上)」にします

配列数式は、通常の数式と同じように、コピーして使うこともできます。

同列にフィルハンドルでコピーすれば、複合参照により月別の集計が行われます。

隣接の次年度セルにコピーすれば、年度の論理演算子を変えるだけで、次年度の月別集計が可能となります。

   
   
   
   
   

   

   

   

 

●前年同月売上を比較したり、重複するものを除いた伝票の個数を求たりするための、配列数式を作る方法を解説する動画です

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