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さらに条件を加えて、順位を求めたい

 

配列数式での条件の追加は、追加する条件式の乗算で行えます

配列数式では、条件式の判定結果を論理値で受け取り、その乗算でAND条件の真偽を判断します。

条件を追加する場合は、その数式を半角のカッコで囲み、それを既存の条件式と乗算します。

このような論理値の乗算や加算の考え方については、「条件式(論理式)の考え方」→「論理値 TRUE=1、FALSE=0」でくわしく解説しているので、よろしければ参考にしてください。

Excel 2013/2010/2007以前

 

@特定の条件下での順位の計算は、2007以降のExcelならCOUNTIFS関数で行えますが、それ以前のExcelとの互換性を考えるなら左のような配列数式を用います

左の作例では、「雇用形態」別の順位を、配列数式で求めています。

A追加する条件を数式にして、半角の括弧で囲んだものを他の条件式と乗算します

左の作例では、「雇用形態」に加えて、「勤務地」別での順位を配列数式で求めています。

 

 

BSUM関数を使った配列数式は、SUMPRODUCT関数に置き換えることもできます

配列数式ではないSUMPRODUCT関数式なら、条件付き書式での条件式としての利用も可能です(「条件式(論理式)の考え方」参照)。

 

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