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数式を使って年代別の集計を行いたい

 

配列数式を使うと、年齢などの数値データをグループ化して集計できます

ピボットテーブルで行える集計は、数式でも可能です。

Ctrl+Shift+Enterキーで確定する配列数式を使うと、年齢などの数値データをグループ化して集計することができます。

Excel 2016/2013/2010/2007

 

●ピボットテーブルは、Ctrl+Aキーで全体を選択すれば、表示位置をドラッグで変えられます

Ctrl+Aキーによる表全体の選択は、その表内のいずれかのセルを選択した状態で実行します。

 

@作例では、男女別に、グループ分けした年齢ごとのデータ個数を配列数式で求めます

A配列数式では、基本的にSUM関数を使います

B条件式は、作例のように、括弧でくくって指定します

CAND条件は、二つの条件式を乗算することで実現します

年齢データを10歳ごとでグループ分けするときには、年齢データを10で除算し、その商をINT関数で求めて1と比較しています。この場合の1は、10〜19の年齢を10で割ったときの商です。

D配列数式は、Ctrl+Shift+Enterキーで確定します

配列数式は{}でくくられます。

作例の配列数式を使うと、男性で10〜19歳に該当するデータが指定配列(データ範囲)で見つかるたびに真を表す1が計上され、それがSUM関数で合計されるようになります。

E20〜29歳を条件にする場合には、10で除算した商の比較値を2にします

F最後の70〜80歳の集計では、7以上の値と比較するようにします

G配列数式は、通常の数式と同じように、コピーしても使えます

H配列数式での集計値を、通常のSUM関数式で合計すれば、ピボットテーブルと同じ集計になります

 

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