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シフト表をガントチャート(帯)で表したい

 

配列数式で求めた結果を 条件付き書式で帯にします

上端と左端に並べられた数値の計算は、 配列数式でまとめて行うことができます。

シフト表のガントチャートの場合、 勤務開始時刻を記した列と時間帯、 さらに終了時刻と時間帯との比較、 この2つの比較を条件式とする配列数式で、 勤務時間帯に1を、 そうでないときに0を表示することができます。

この1を条件とする条件付き書式で、 シフト表をガントチャートにできます。


Excel 2016/2013

 

@B列に勤務開始時刻が、 D列に勤務終了時刻が入力されているシフト表です

1行目には6〜23の数字が並べられ、 それぞれが時間帯を表しています。

A配列数式を設定するセル範囲を選択してから、 「=(」を入力して、 勤務開始時刻のセル範囲をドラッグで指定します

今回の配列数式では、 2つの条件式を使い、 その両方が真の場合に、 真を意味する1が表示されるようにします。

複数の条件式を使う場合には、 それぞれを括弧で囲んで指定します。

B「<=」を挟んで、 時間帯を表す6〜23のセル範囲を指定します

これで、 そのセルと同じ行のB列に入力されている勤務開始時刻と、 そのセルと同じ列の1行目に入力されている時間帯が比較され、 時間帯を表す数値が、 勤務開始時刻の数値以上である場合に真となる条件式になります。

たとえば、 E2セルでは、 B列に15が、1行目に6が入力されているので、 15<=6という論理式が実行されます (この論理式は正しくないので、偽と判断されます)。

C括弧を閉じ、 「*(」を追加してから、 2つ目の条件式をさきほどと同様にして指定します

2つ目の条件式では、 勤務終了時刻と時間帯を比較します。

「>」を使って、 勤務終了時刻の数値よりも、 時間帯の数値が小さい場合に真となる条件式にします。

D閉じ括弧を追加して、 2つの条件式によるAND条件式を完成します

括弧で囲んだ条件式は、 「*」で乗算することでAND条件式となります。

ECtrl+Shift+Enterキーで、 配列数式にします

配列数式として正しく確定されると、 「=」を含めた数式全体が{}で囲まれます。

選択中のセル範囲すべてに同じ配列数式が設定され、 2つの条件式がいずれも真の場合にだけ1が表示され、 それ以外の場合には0が表示されます。

F不要な0は、 「セルの書式設定」で非表示にできます

選択されているセル範囲を右クリックして、 表示されるメニューから「セルの書式設定」を選びます。

G「表示形式」タブの「分類」から「ユーザー定義」を選んで、 「種類」を半角の#にします

「OK」をクリックすると、 0が非表示になり、 1のみが表示されるようになります。

H条件付き書式でガントチャートにします

「ホーム」タブの「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「指定の値に等しい」を実行します。

I1を指定し、 帯として表示する「書式」を設定します

●条件付き書式だけで、 シフト表をガントチャートにする動画です

 

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