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勤務時間が0になるときには非表示にしたい

 

「ゼロの表示形式」を#にすると、計算結果が0のときに非表示になります

何も入力されていないセルの値は、計算時には0として扱われます。

そのため、それらを減算すると、 0−0=0となり、 その結果が0と表示されてしまいます。

これが不都合の場合には、 その表示形式で、 「ゼロの表示形式」として#を追加します。

すると、計算結果が0になるときにだけ、 そのセルには何も表示されなくなります。

※非表示になっているだけなので、 セル値は0として、 集計などの他の計算に使用できます。


Excel 2016/2013

 

@減算は、 セルが空の場合にも適用され、 空セルは0として計算結果が表示されます

この計算結果の0を表示したくないときには、 「セルの書式設定」を変更します。

「セルの書式設定」は、 選択中のセル範囲を右クリックするとメニューから選択できます。

A「表示形式」タブの「分類」を「ユーザー定義」に変えて、 「種類」欄に表示されている表示形式コードに、 半角で「;#」を追加します

表示形式コードは、 セミコロン(;)で区切られた次の4つのセクションで成り立っています。

正の数の表示形式;負の数の表示形式;ゼロの表示形式;テキストの表示形式

すべてのセクションを指定する必要はなく、 指定されないセクションは省略されているとみなされます。

作例の場合には、 「正の数の表示形式」と「負の数の表示形式」がすでに指定されているので、 セミコロン(;)を追加して、 「ゼロの表示形式」の指定を行います。

そこに、 数値記号である「#」を指定すると、 0が表示されなくなります。

B「OK」をクリックすると、 0は表示されなくなり、 他の数値には、 指定の表示形式が適用されます

※他の数値には、小数点以下2桁までの表示形式が指定されています。

●勤務時間や残業時間、深夜時間など、 時間計算の基本を解説する動画です

 

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