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翌日の時刻を「28:02」などと表記したい

 

表示形式を「[h]:mm」とユーザー定義します

「セルの書式設定」の「表示形式」タブで「ユーザー定義」を選び、その「種類」を「[h]:mm」にすれば、24時を超える時刻を表示することができます。

ただし、元データが「28:02」のように入力されておらず、単に「4:02」などと入力されている場合は、表示形式をユーザー定義しても変わりません。その場合は、1を加算して、翌日の時刻を表すデータに修正する必要があります。

Excelでの日付と時刻の実体は、「1900/1/0 0:00」を0とする、「シリアル値」と呼ばれる数値です。その整数部が年月日を、小数部が時分秒を表します。1は1日=24時間を表すので、翌日の時刻は1以上2未満のシリアル値となります。

Excel 2013/2010/2007

 

@シリアル値である時刻は、表示形式で時刻としての見た目となります

A「その他の表示形式」で見た目を変えることもできます

 

B「セルの書式設定」の「表示形式」タブの「分類」で「時刻」を選べば、別の見た目に変えることができます

 

 

C24時を超える時刻表示にしたいときには、「ユーザー定義」を「[h]:mm」にします

D時刻の表示が変わります

E入力されている時刻を翌日のものに変えたいときには、1日=24時刊を表す1を空きセルに入力してコピーします

F翌日の時刻にしたいセルを選択して、「貼り付け▼」をクリックします

G「形式を選択して貼り付け」を選びます

 

 

H「貼り付け」を「値」に、「演算」を「加算」にして、「OK」をクリックします

 

 

I時刻が翌日のものに変わります

●表示形式を「数値」にすると、日付や時刻のシリアル値を確認できます

整数部が日付を、小数部が時刻を表します。

翌日の時刻は、1以上2未満のシリアル値で表されます。

 

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