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「名前」に右隣セルの「ふりがな」を登録したい

 

簡単なマクロを作って、ふりがな登録する方法があります

「マクロの記録」を使えば、ふりがなを登録するための構文がわかります。

それに少し手を加えるだけで、右隣のセルに入力されている「ふりがな」を、アクティブセルの「名前」に登録できるようになります。

個人用マクロブックのPERSONAL.XLSBにマクロを作っておけば、どのブックからでもそのマクロを実行できます。


 

 

 

@「マクロの記録」は「開発」タブにあるので、まずリボンに「開発」タブを追加します

作例の「名前」は、エクセルで入力したものではなく、外部から取り込んだものなので、ふりがなが表示されません。

この「名前」に、右隣の「ふりがな」を登録するマクロを作ります。

 

 

A「開発」にチェックマークをつけて、「OK」をクリックします

 

B追加された「開発」タブの「マクロの記録」を実行します

「マクロの記録」は「相対参照で記録」します。

「ショートカットキー」も設定しておけば、作ったマクロをすばやく実行できます。

「マクロの保存先」は「個人用マクロブック」にします。個人用マクロブックを使うのが初めてのときは、個人用マクロブック(PERSONAL.XLSB)が新規作成され、非表示で開かれます。

CAlt+Shift+↑キーを使って、実際に「名前」にふりがなを登録してから、「記録終了」をクリックします

「マクロの記録」を使うと、実際に行った手順が、そのままマクロになります。

D個人用マクロブックを使うのが初めての場合には、「表示」タブの「再表示」を使って、PERSONAL.XLSBを表示します

個人用マクロブックに登録されたマクロを編集するには、あらかじめ再表示しておく必要があります。

E「開発」タブの「マクロ」から、記録したマクロを「編集」します

ショートカットキーを設定していないマクロは、この「開発」タブの「マクロ」から「実行」することができます。

F数行にわたって記録されているマクロを、左図のように編集します

必要なのは、ふりがなの登録に使われているPhoneticCharactersの行です。

その中のCharactersの2番目の引数「0」を削除します。

 

さらに、登録するふりがなを、左図のように

ActiveCell.Offset(0, 1).Value

と書き換えます。

Offsetを使うと、ActiveCellを基点にしたセルを指定できます。1つ目の引数が行移動数を、2つ目の引数が列移動数を表しているので、

Offset(0, 1)

とすると、列方向に1つ移動した、右隣のセルを対象にできます。その「ふりがな」セルの値をValueで取り出して、「名前」にふりがなとして登録します。

ふりがなの登録に必要なのは、この1行なので、左図のように他の行は削除します。

G編集したマクロを、設定しておいたショートカットキーで実行すると、選択中の「名前」セルのふりがなとして、右隣の「ふりがな」が登録されます

   
   
   
   

   

   

   

 

●「名前」の右隣のセルのふりがなを、 「名前」のふりがなとして登録するマクロを作る動画です

マクロの記録を使って、 個人用マクロブックを生成し、 そこで「ふりがな登録」マクロを完成させます。

段階的に作っていき、 最終的に、 選択中の「名前」すべてに、 右隣のセルのふりがなをまとめて登録できるマクロにします。

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