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マクロ実行時に表示されるダイアログボックスを無視したい

 

 

 

 

Application.DisplayAlerts プロパティをFalseにすると、マクロの実行中に警告やメッセージが表示されなくなります

Application.DisplayAlerts プロパティは、FalseとTrueを必ず対で使います。

「Application.DisplayAlerts = False」を使用した場合は、そのマクロを終える前に「Application.DisplayAlerts = True」を記述します。

@[開発]タブの[Visual Basic]ボタンで、マクロの編集画面を表示します。

Excelの2003や2002、2000では、[ツール]→[マクロ]→[Visual Basic Editor]で、個人用マクロブックの編集を行えます

A個人用マクロブック「PERSONAL.XLSB」の末尾に追加されている標準モジュールをダブルクリックで開きます。

マクロ記録によるマクロは、末尾の標準モジュールに記録されています。それを開いて、マクロの編集を行います。

個人用マクロブックは、Excelの編集画面では確認できませんが、Excelの起動と同時に開かれ、Excelの終了とともに閉じられます。Excelが起動している間は常に開かれているので、Visual Basic Editorでいつでも編集できます。

B記録したマクロの先頭に「Application.DisplayAlerts = False」を、末尾に「Application.DisplayAlerts = True」の行を追加します。

Sub MultiSave()
'
' MultiSave Macro
' 異なる2つのフォルダに保存
'

'
  Application.DisplayAlerts = False
  ActiveWorkbook.Save
  ChDir "J:\"
  ActiveWorkbook.SaveAs Filename:="J:\学年別授業時間数.xlsx", FileFormat:= _
  xlOpenXMLWorkbook, CreateBackup:=False
  ActiveWindow.Close
  Application.DisplayAlerts = True
End Sub

これで、同名のブックが保存先にあっても、上書き確認のメッセージを表示することなく、無条件に上書き保存されるようになります。

 

Excelの2003や2002、2000では、[ツール]→[マクロ]→[Visual Basic Editor]で、個人用マクロブックの編集を行えます