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B2セルに入力してあるデータを、そのシートの名前にしたい

 

シートの名前は、Worksheet.Name プロパティで変えることができます

次のようなマクロを使えば、編集中のワークシートのB2セルのデータを、そのシートの名前にできます。

Sub SheetName()
  ActiveSheet.Name = ActiveSheet.Range("B2")
End Sub

「ActiveSheet」は、編集中のシートを表すコードです。「ActiveSheet.Name」と記述することで、編集中のシートの名前を表すようになります。

「ActiveSheet.Range("B2")」は、編集中のシートのB2セルを表すコードです。2つのコードをイコールでつなぐことにより、B2セルのデータを、編集中のシートの名前にすることができます。

@マクロ編集用のVisual Basic Editorのボタンが含まれる、[開発]タブがリボンに表示されるようにします。

[開発]タブの表示は、[Excelのオプション]で設定します。

A[[開発]タブをリボンに表示する]にチェックマークを付けます。

B[開発]→[Visual Basic]ボタンをクリックして、マクロ編集用のVisual Basic Editorを起動します。

※旧バージョンのExcelでは、[ツール]→[マクロ]→[Visual Basic Editor]で、VBEを起動できます

C[標準モジュール]を挿入します。

D標準モジュールのコードウィンドウに、「sub SheetName()」と入力します。

subはマクロを表すコードで、それに続く「SheetName」がそのマクロの名前を表します。末尾の「()」は必須ですが、「SheetName」というマクロ名は、重複しない限り好きなものに変えてかまいません。

Eカーソルを次行に移動すると、マクロの終わりを表す「End Sub」行が自動的に追加されます。

FTabキーで字下げしてから、次のコードを入力します。

ActiveSheet.Name = ActiveSheet.Range("B2")

G[開発]タブの[マクロ]ボタンから、SheetNameマクロを実行すると、編集中のシートのB2セルのデータが、シート名になります。

※旧バージョンのExcelでは、[ツール]→[マクロ]→[マクロ]から、SheetNameマクロを実行します。