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選択中のセル範囲に対するマクロを作りたい

 

For Each〜Nextで、 選択中のセル範囲(Selection)に対する処理を記述します

選択中のセル範囲は、 マクロではSelectionで表されます。

For Each〜Nextを使うと、 このSelection(セル範囲)から、一つずつセルを取り出しながら処理することができます。

このSelectionを使ったマクロの基本形は、次のようになります。

Dim c As Range

For Each c In Selection

(ここに処理を記述します)

Next c

マクロ中のcが、Selection(セル範囲)から取り出されたセル一つを表します。


 

 

@マクロは、「開発」タブから作成・実行できます

いずれかのタブを右クリックし、「リボンのユーザー設定」を選ぶと、「j開発」タブの表示設定を行えます。

 

 

 

A「開発」タブの「Visual Basic」をクリックすれば、マクロの作成・編集を行えます

 

 

B「ThisWorkbook」をダブルクリックすれば、コードウィンドウでマクロの作成を始められます

マクロ名はSubで定義します。

C左図のDimからNexまでが、選択中のセル範囲(Selection)に対する処理を行うマクロの基本形となります

 

DForとNextの間に、行うタイ処理を記述します

作例では、選択中のセルすべてで、100を減算する処理を記述しています。

Eマクロの実行も「開発」タブから行えます

 

F作例では、マクロを実行すると、選択中のセルすべてで-100の演算が行われます

GSelectionは、矩形のセル範囲も表します

作例のマクロを実行すると、矩形で選択中のセルすべてで、-100の演算が行われます。

   
   
   
   
   
   
 

   

   

 

●選択中のセル範囲に対するマクロの作成と編集を解説する動画です

Selectionの基本的な使い方から、Ifによる条件付きの処理までを、段階的に解説しています。

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