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ふりがなの付加されているセルのふりがなだけを、PHONETIC関数で表示したい

 

ふりがなの文字種を確認することで、ふりがななのか、文字列そのものなのかを判別することは可能です

ふりがなの文字種は、基本的に、ひらがなか全角カタカナ、半角カタカナのいずれかです。それ以外の漢字がPHONETIC関数で抽出された場合は、それはふりがなではなく、文字列そのものである可能性があります。

このことを、文字コードを調べることのできる、CODE関数を利用することで確認し、文字列そのものである場合にはIF関数で表示しないようにします。

Excel 2010/2007の場合 | Excel 2003/2002の場合

 

@PHONETIC関数は、ふりがなのない文字列の場合には、文字列をそのまま表示してしまいます

 

 

APHONETIC関数の結果を、文字コードで確認するため、CODE関数を追加します

半角の「code(」を挿入します。

BPHONETIC関数式を、CODE関数の引数にします

 

 

C半角で「<=9587」を追加入力して、全体を比較演算式にします

9587は、全角の「ン」の文字コードです。ふりがなとして使われるひらがなや半角カタカナは、これ以前の文字コードに該当します。すなわち、9587以下のコードの文字であるなら、それはふりがなである可能性が高くなります。

漢字は、9587より大きな文字コードに該当します。

D比較演算式を広く適用してみて、ふりがなの有無が正しく判断されていることを確認します

比較演算式の結果はTRUE(真)かFALSE(偽)で表されます。

 

ECODE関数を用いた比較演算式を、IF関数の「論理式」にします

半角の「if(」を挿入します。

 

F「真の場合」には、PHONETIC関数の結果がそのまま表示されるようにします

G「偽の場合」には、何も表示されないようにします

何も表示しないことは、半角の「""」で表せます。

H左の画面のようにIF関数式を完成させたら、Ctrl+Enterキーで、選択中の範囲内すべてのセルに適用します

Ctrl+Enterキーを押すと、選択中のセルすべてに、関数式をコピーした場合と同じ結果を得られます。

 

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