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偏差値の上位10%にあたる生徒の行を強調したい

 

特定の列のセルを条件にして、行全体を強調する場合は、数式でその条件を指定します

特定の列のセルを条件として指定する場合には、その列を絶対指定にした条件式を設定します。

比較対象となるセル範囲は、絶対指定にします。

Excel 2010/2007の場合 | Excel 2003/2002の場合

 

@条件付き書式の対象となるセル範囲を指定します

 

A「ホーム」タブの「条件付き書式」ボタンから「新しいルール」を選びます

 

B「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に半角の「=」を入力します

 

 

 

C条件式の対象となる列の先頭セルをクリックします

数式欄に、そのセルの番地が絶対指定で入力されます。

 

DF4キーを2度押して、セル番地を列のみの絶対指定に変えます

 

E「>=large(」と半角で入力します

LARGEは、指定されたデータの中で○番目に大きなデータを返す関数です。このLARGE関数を使って、上位10%にあたる偏差値を調べて、それ以上を条件とします。

 

FLARGE関数の引数として、偏差値のセル範囲を指定します

LARGE関数は、次のような書式で使います。

LARGE(範囲, 順位)

引数「範囲」として、偏差値のセル範囲を指定します。

 

GLARGE関数の引数「順位」として、COUNT関数を使います

COUNTは、引数として指定したセル範囲に含まれるデータの個数を返す関数です。このCOUNT関数を使って、10%にあたる個数を求め、それをLARGE関数の引数「順位」として指定します。

 

HCOUNT関数の引数として、偏差値のセル範囲を指定します

 

I「)*10%)」と半角で入力して、条件式を完成します

 

 

J「書式」ボタンで、条件に合致したときの書式を設定します

 

K「OK」ボタンをクリックすると、偏差値の上位10%にあたる人の行が強調表示されます

 

 

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