エクセル実践塾 > エクセル実践塾2016

勤務時間の帯を表示したい

 

論理式で条件付き書式を設定する方法があります

論理式は乗算することでAND条件にできます。

時刻が勤務開始時刻以降であることを1つ目の論理式にします。

2つ目の論理式は、時刻が勤務終了時刻以前であることです。

この2つの論理式がともに真である時間帯が、勤務時間帯です。

セルに設定すれば結果を0か1で確認でき、 条件付き書式にそのまま設定すれば、 該当セルを指定色で塗りつぶせます。


 

@左図のような論理式の乗算で、 時刻と勤務開始時刻、 時刻と勤務終了時刻を比較し、 その結果を0か1で確認することができます

勤務時間帯に1が表示されます。

ただし、 この数式のままでは、 参照する勤務時刻の列が固定されるので、 コピーして使うことができません。

Aコピー先でも正しく働くようにするため、 勤務時刻を、 OFFSET関数で参照する論理式にします

B勤務時刻を、 OFFSET関数による参照セル移動の基点にします

C行方向への参照セルの移動は不要なので「行数」の指定は省略します

DCOLUMN関数を使って、 数式を設定するセルの列番号を取得します

E時刻セルの列番号が3なので、 取得したセルの列番号から3を引いた数値を計算の対象とします

作例では、 1日分のセルは35列で構成されているので、 35で割った結果をINT関数で整数化し、 それに35をかけて列方向への移動距離とします。

このOFFSET関数式を使うと、 2日目の時刻セルの参照は、 基点セルから35列右方向のセルに対して行われます。

同様に、 3日目は70列先のセルが、 4日目は105列先のセルが参照されるようになります。

F最終的に左図のような論理式の演算にすれば、 手順@の数式と同じ結果が得られます

この数式は、 そのまま条件付き書式の条件式として使えます

G数式バーでコピーした数式は、 Ctrl+Vで、 条件付き書式の数式欄にコピーできます

H不要になった0は、 文字色を背景色にすることで隠せます

●勤務時間帯を、 論理式と条件付き書式で表示する動画です

関連する他のページ

50点以下を評価値1、51〜80点を評価値2、81点以上を評価値3にしたい
論理式を使って演算する方法があります

偏差値で5段階評価したい
偏差値による比較条件式を使って、論理値の足し算を行う方法があります

特集「条件付き書式」
特に要望の多い「条件付き書式」について解説します

会員番号ごとに売上を集計したい
SUMIF関数を使えば、 顧客リストに集計結果を表示することもできます

ヨミ表を確度ごとに集計したい
SUMIF関数を使えば、条件付きの集計が可能です

商品別の入庫数を集計したい
SUMIF関数を使います

月別の売上表を数式で集計したい
月ごとに売上が記録されている表が対象なら、 SUMIF関数で集計できます

担当者ごとの売上合計を数式で求めたい
SUMIF関数で求められます

担当者ごとの売上金額を合計したい
担当者の名前がわかっていれば、SUMIF関数で担当者ごとの合計を求められます

数式で 担当者別の売上を求めたい
担当者の一覧を用意できるなら、SUMIF関数で担当者別の売上を求められます

追加データの予定されている表から、条件に合致するデータの合計を求めたい
テーブル化してあれば、 データの追加が予定されている表からでも、SUMIF関数で動的に合計を求めることができます

曜日毎に授業実施時数の合計を求めたい
SUMIF関数を使えば、曜日を条件として、該当する数値だけの合計を行えます

月〜金曜日の売上だけを合計したい
WEEKDAY関数による結果を条件とすれば、SUMIF関数で曜日を限定して売上を合計できます

識別数字が“7”の製品の個数を合計したい
SUMIF関数を使えば、条件に該当する行の値だけを合計できます

オートフィルタで絞り込みを行った後で、いくつかの列を非表示にしたい
非表示にしたい列をグループ化しておけば、アウトラインボタンで簡単に表示と非表示を切り替えられます