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受注時に在庫数を確認したい

 

VLOOKUP関数で在庫表から参照できます

最新在庫数の列を含む在庫表に適当な名前をつけておくと、VLOOKUP関数でそれを参照できます。

一つだけ注意しなければならないのは、セルの空欄は0と同義であり、日付の場合には「1900/1/0」を表すことです。1月の日付になるので、MONTH関数では1が値として得られてしまいます。月を表す数字を条件にして在庫数を求めている場合には、それによる誤差が生じます。1月の在庫数を求める数式には、「日付が空欄でない場合」という条件を加える必要があります。

Excel 2016/2013/2010/2007

 

@最新在庫数の列を含む表には、「在庫」などの名前をつけておきます

名前ボックスを使うと、選択中の範囲に名前を付けられます。

A半角で「=vl」と入力し、表示される関数の一覧から「VLOOKUP」を選んで、Tabキーでそれを入力します

B「検査値」として「品番」列のセルを指定します

 

C半角のカンマを入力してから、F3キーを押します

D一覧から「在庫」を選んで、「OK」をクリックします

F3キーを使うと、セル範囲につけてある名前を選んで入力できます。

E「範囲」として、「在庫」と名付けたセル範囲が指定されます

 

F半角のカンマに続けて「col」と入力し、一覧から「COLUMN」を選んでTabキーでそれを入力します

 

GCOLUMN関数が入力されます

Hシートタブで「商品リスト」のシートに移動して、最新在庫数が表示されている列をクリックで指定します

COLUMN関数を使うと、指定したセルや列の列番号を得られます。

 

I半角のカンマを入力して、表示される引数の一覧から「FALSE-完全一致」を選んでTabキーで入力します

J半角の閉じ括弧を追加して数式を確定すると「品番」に応じた「残数」が表示されるようになりますが、「納品日」が空欄だと1月の在庫数が誤って表示されてしまいます

 

K配列数式で在庫数を求めている場合には、売上伝票の「納品日」が空欄でないことを意味する左図のような条件式を追加して対処します

●SUMIFS関数で在庫数を求めている場合には、左図のように3つ目の条件範囲と条件値を追加して対処します

SUMIFS関数で空欄でないことを表すときには、その条件値を「"<>"」にします。

 

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