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「仕入」のときにはその「数量」を「残高」に足して、 「売上」のときにはその「数量」を「残高」から引きたい

 

IF関数を使って、 「仕入」と「売上」で異なる計算を行います

IF関数を使うと、 条件に応じた計算を実施することができます。

このIF関数式の書式は次のようになります。

IF(論理式,真の場合,偽の場合)

「論理式」として指定した条件が正しいときに、「真の場合」の値を、誤っているときに「偽の場合」の値を表示します。

「真の場合」と「偽の場合」には、セル同士の計算式を使うこともできます。


Excel 2016/2013 の場合

 

@IF関数の「論理式」として、 「摘要」のセルの値を使います

同じIF関数式をI列の他のセルにもまとめて設定したいので、 あらかじめそれらのセルも選択しておきます。

同じIF関数式をK列の「金額」でも使いたいので、 「論理式」として指定するセルは列のみの絶対指定にします。

セルをクリックで指定してからF4キーを3度押すことで、 絶対指定→行のみの絶対指定→列のみの絶対指定、 とセルの指定方法を切り替えられます。

A作例では、「仕入」という文字列を条件にするので、 それをダブルコーテーション(")でくくって指定します

B「値が真の場合」の処理として、 「数量」の加算式を指定します

C「値が偽の場合」の処理として、 「数量」の減算式を指定します

同じ行の「数量」セルを指定します。

D閉じカッコで完成したIF関数式を、 Ctrl+Enterキーで確定します

選択中のセルすべてに、 同じIF関数式が設定されます。

E条件付き書式を使って、 データ未入力行の計算結果を非表示にします

Fデータ未入力行では、「残高」の値が変わらないので、 それを条件にして、 条件付き書式で文字色を白にします

GIF関数式を設定したセル範囲を、 そのまま「金額」列に右ドラッグでコピーします

●複数のセルにまとめて同じ数式を設定し、 その計算結果である0を非表示にする手順の動画です

 

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