エクセル実践塾 > エクセル実践塾2013

木曜日の日付を強調したい

 

ユーザー定義で曜日を表示している場合には、WEEKDAY関数で木曜日かどうかを調べます

WEEKDAYは、日付を表すシリアル値から、その日付に対応する曜日を返す関数です。既定では、戻り値は 1 (日曜) から 7 (土曜) までの範囲の整数で、それぞれの曜日が表されます。

Excel では、「2015/7/20」ような形式で、日付として入力したデータは、1900 年 1 月 1 日を基点とするシリアル値で管理されます。「2015/7/20」ような形式は表示形式の一つであり、必要に応じて日にちや曜日など、さまざまな見た目で表すことができます。 たとえば、「m"月"dd"日"(aaa)」という表示形式にすると、「7月20日(月)」のように曜日付きで表示されるようになります。実際にはシリアル値と呼ばれる数値データであるため、「(月)」などの文字列は含まれておらず、それを条件として用いることはできません。

WEEKDAY関数を使うと、このシリアル値の日付から曜日を調べることができます。このWEEKDAY関数の書式は次のようになります。

WEEKDAY(シリアル値,種類)

シリアル値:日付データ(シリアル値)の入力されているセルを指定します。

種類:1〜3のいずれかの数値を指定することで、曜日を表す整数を変えることができます。
1 または省略した場合は、 1 (日曜) 〜 7 (土曜) の範囲の整数となります。
2を指定した場合は、 1 (月曜) 〜 7 (日曜) の範囲の整数となり、平日(1〜5)と土日(6,7)の区別が容易となります。
3を指定した場合は、0 (月曜) 〜 6 (日曜) の範囲の整数となります。

Excel 2013/2010/2007

 

@作例の「日付」は、表示形式で曜日を表示しています

 

 

A条件付き書式に用いる条件式は、適当なセルでその結果を確認しておきます

半角で「=W」と入力すれば、関数の候補から「WEEKDAY」を簡単に設定できます。

B「シリアル値」として、同じ行の日付セルを指定します

C半角のカンマを入力すると、「種類」として指定できるものが表示されるので、使いやすいものを選んでTabキーで確定します

D半角の閉じ括弧を入力して、Enterキーを押せば、曜日を数値で確認できます

EWEEKDAY関数式を他の行にもコピーして、その結果を確認します

F数式バーに表示されている数式を選択します

G選択した数式を右クリックして、コピーします

コピーしたら、Escキーを押して、数式の選択を解除します。

H条件付き書式を適用するセル範囲を選択してから、「ホーム」タブの「条件付き書式」から「新しいルール」を選びます

I「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄内でCtrl+Vキーを押して、先ほどコピーした数式を貼り付けます

J数式に「=4」を加えて、強調のための「書式」をを設定します

作例では、「種類」として2を指定しているので、木曜日を表す数値は4になります。

K「OK」をクリックすると、選択範囲に条件付き書式が適用され、木曜日の日付が強調されます

確認に用いたシート上の「条件式」の列は削除してかまいません。

 

関連する他のページ

プランに応じた規定料金を求めたい
MATCH関数を利用すれば、プラン別の料金をVLOOKUP関数で求めることができます

土曜日と日曜日の行を色分けしたい
条件付き書式を使えば、自動的な色分けが可能です

休業日を赤色で塗りつぶす
休業日の年月日を別表として用意し、COUNTIF関数で日付との照合を行い、それを塗りつぶしの条件とします

条件付き書式を使って、土曜日と日曜日、祝祭日を色分けする
条件付き書式のルールは、複数設定して適用できます

日曜日を赤色で、土曜日を青色で表示する
日付の入力されているセルをWEEKDAY関数で参照し、その値を書式適用の条件にします

日付と一緒に曜日も表示したい
セルの書式設定でユーザー定義することにより、日本語や英語での曜日を表示させられます

祝日や振替休日の日付の色を変えたい
祝日や振替休日のリストと照らし合わせる条件付き書式で、日付の色を変えられます

日付を曜日付きで表示したい
表示形式を変えれば、その日付の曜日も表示できます

祝祭日を黄色で塗りつぶす
祝祭日の年月日を別表として用意し、COUNTIF関数で日付との照合を行い、それを塗りつぶしの条件とします

関東地方の一都六県に住む人を強調する
あらかじめ一都六県のセルに名前を付けておき、ISNUMBER関数+FIND関数で各セルの検索を行います

エラー回避のためのISNUMBER関数と組み合わせたFIND関数で検索することにより、特定の文字列が含まれているかどうかを調べる
特定の文字列がセルに含まれているかどうかはFIND関数で調べられますが、含まれていない場合にはエラーとなるので、ISNUMBER関数でそれを回避します