パレート図は、売上や個数、頻度などを表す棒グラフと、その構成比の累計を表す折れ線グラフの複合グラフです。
このパレート図は、ピボットグラフの組み合わせグラフで描けます。
ABC分析では、売上や個数、頻度などの高いものから、Aグループ、Bグループ、Cグループのようなグループ分けを行います。グループ分けすることで、重要なものや優先すべきものを明らかにしていきます。
一般的には、全体の70%を占めるものをAグループ、70〜90%をBグループ、残り10%をCグループとして分類します。このグループ分けの指針となるのが、構成比累計で描かれる折れ線グラフです。
グループ分けの割合は、分析対象の特性などによって調整します。
半透明の四角形をパレート図に重ねれば、こうしたABCのグループ分けを明瞭にできます。
第2軸には、構成比累計の折れ線のための目盛りが表示されています。全体の70%を占めるものがAグループなので、70%の目盛りを起点として四角形を描きます。
透過性のパーセンテージを上げると、色の透明度が増して、その下に表示されているグラフが透けて見えるようになります。
さらに、上辺中央のハンドル(○)をドラッグして、四角形をグラフの高さに合わせます。
「既定の図形に設定」すると、その図形の色などの属性を、次に描く図形に引き継げます。
全体の70〜90%を占めるものがBグループなので、90%の目盛りを起点として、Aグループを表す四角形と接するように、四角形を描きます。
先ほど描いた四角形を「既定の図形に設定」しているので、「透過性」の初期値は「50%」になっています。
最後に描く四角形は、Cグループを表すものとなります。
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