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商品番号を入力すると、自動的に商品名が表示されるようにしたい

 

VLOOKUP関数式を設定すれば、商品リストからの表引きを行えます

VLOOKUPは、指定範囲の左端列を検索し、同じ行にある指定列のデータを抽出する関数です。先頭行を検索して、同じ列にある指定行のデータを抽出する場合には、HLOOKUP関数を使います。

標準では、検索対象となる左端列のデータは昇順に並べられていなければなりません。

昇順に並んでいない左端列を検索対象にする場合は、引数「検索の型」には「FALSE」を指定する必要があります。

VLOOKUP関数の書式は次のようになります。

VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型)

検索値:検索する値を指定します。

範囲:検索と抽出の対象となるセル範囲を指定します。セル範囲の名前を指定することもできます。

列番号:抽出するデータのある列を、「範囲」の左端から数えた列数で指定します。列番号に 1 を指定した場合は、セル範囲の左端列の値が抽出対象となります。

検索の型:省略した場合は「TRUE」となり、「検索値」が見つからなくても、「検索値」未満でもっとも大きいものが該当値とみなされます。「FALSE」を指定した場合は、検索値と完全に一致する値だけが検索され、見つからない場合はエラー値「#N/A」が返されます。

 

 

Excel 2010/2007の場合 | Excel 2003/2002の場合

 

@検索対象の列を左端に配置した表を用意し、適当な名前を付けておきます

表全体を選択しておいてから、適当な名前を「名前ボックス」に入力します。

 

 

A商品名を表示するセルを選択します

 

 

 

B「関数の挿入」ボタンをクリックします

 

C「関数の分類」から「検索/行列」を、「関数名」から「VLOOKUP」を選んで、OKボタンをクリックします

 

D「検索値」欄内をクリックして、商品番号を入力するセルを指定します

 

E「範囲」欄内をクリックして、F3キーを押し、名前の一覧から「商品リスト」を選んで、OKボタンをクリックします

F引数「範囲」として、セル範囲の名前が入力されます

 

G商品リストの2列目に商品名が入力されているので、「列番号」には2を入力します

 

H引数「検索の型」には、「FALSE」を表す0を入力します

「関数の引数」ダイアログボックスの使用は、数式の結果などを確認できるのでオススメです。

 

 

IOKボタンをクリックすると、VLOOKUP関数式の完成です

 

 

 

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