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COUNTIF関数で比較演算子を使いたい

 

COUNTIF関数では、比較演算子を文字列として扱います

COUNTIFは、セル範囲の中から、単一の検索条件に一致するセルの個数を返す関数です。

このCOUNTIF関数は、次のような書式で使います。

COUNTIF(範囲, 検索条件)

範囲:対象となるセル範囲を指定します。あらかじめ適当な名前を付けておけば、その名前で指定することもできます。

検索条件:文字列や数値、またはそれらが入力されているセル番地を指定します。

条件式を設定することもでき、その場合には、半角の二重引用符 (") で囲んで指定します。セルに入力されている値と組み合わせる場合には、比較演算子とセル値を&でつなぎます。

Excel 2013/2010/2007

 

@文字列を条件とする場合には、それを半角の二重引用符 (") で囲んで指定します

 

A条件がセルに入力されている場合には、そのセル番地を指定します

 

B比較演算子を含む条件は、文字列を条件と指定する場合と同じで、半角の二重引用符 (") で囲んで指定します

 

C比較する値がセルに入力されている場合には、比較演算子を半角の二重引用符 (") で囲んで指定し、&でセル値とつないで条件式にします

左の作例では、同じ行にある「評価値より大きい」条件で、自分よりも高い評価値を得ている人の数を、COUNTIF関数で調べています。それに1を加算することで、自分の評価点の順位を計算しています。

D上のCOUNTIF関数を使った順位の計算は、RANK関数によるものと同じです

 

 

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