条件付き書式を設定すれば、基準値よりも小さな値が入力されたときに、自動的にそれを色やスタイルで強調できるようになります(フォントは変えられません)。
「小さな値が入力されたとき」を条件とする場合は、その基準となる値が必要です。それが固定値であれば条件式に組み込めますが、セルに入力されている値を基準とする場合には、そのセル番地を指定することになります。
なお、条件付き書式を設定するセルの値は、基準値として使うことはできません。つまり、上書き入力したときに、それまでのセル値との比較を行うようなことは、条件付き書式では行えません。
ただし、2013や2010の場合には、別のシートの値を基準値として使うことができるので、あらかじめシートのコピーを作っておけば、既存値との比較を行うことができます。この方法なら、見た目には「上書き入力したときに、それまでのセル値との比較を行う」ことが可能です。
作例では、別シートの値と比較する条件付き書式を設定します。
離れたセル範囲は、Ctrl+ドラッグで選択できます。その場合には、ハイライトされるアクティブセルが変わってきます。条件付き書式はアクティブセルを中心にして設定されるので注意が必要です。
絶対指定のままだと、条件付き書式が正しく適用されません。
条件付き書式では、フォントやサイズの変更は指定できません。
「OK」をクリックして、「条件付き書式ルールの管理」ダイアログボックスに戻ります。
何も入力されていないセルは、0値として扱われるので、条件式によっては、空欄でも条件付き書式が適用されてしまいます。
「書式」では何も設定しないで、「OK」をクリックします。
「条件を満たす場合は停止」にチェックマークを付けると、その条件付き書式が適用された場合には、以降の条件付き書式が無視されるようになります。
「OK」をクリックして、条件付き書式の設定を完了します。
空白のセルにルールを適用しない “何もない”ことを表す "" と比較する式の追加で、空白セルを除外することができます
300以上の数値を緑色で、300未満を紫色で表示したい 単純な条件での色分けくらいなら、ユーザー定義の表示形式で可能です
特集「条件付き書式」 特に要望の多い「条件付き書式」について解説します。条件付き書式に用いられる条件式については、特集「条件式の考え方」でも解説しているので、参考にしてください。
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