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必要に応じて行や列を挿入・削除する

表計算ソフトで表を作る大きなメリットの一つに、容易に全体の構成を変えられることがあります。それほど綿密に設計を行わずに表作りを始めても、行や列の編集を簡単に行えるので、それを駆使することで、試行錯誤を繰り返したとしても、結果的に良いものが できあがります。これは、ワープロソフトを使っての文書作りでもいえることですが、考えてから作業を始めなければいけなかった机上での作業と異なり、パソコンでは作業を進めながら練っていけるのです。

表を作るとき、まずその項目名を決め、該当するデータを入力していきます。これが作表の基本的な手順です。しかし、慣れないうちは、あとから必要な項目が足りないことに気が つくことがあります。必要なデータを飛ばして入力してしまうこともあるでしょう。そのようなときに、新しい行や列の挿入を行います。

表計算ソフトでは、行番号や列番号をクリックすることでその行や列を選択できます。さらにそのままドラッグすれば、隣接する行や列も同時に選択できます。挿入は、そうして選択した行や列の数だけ行われます。2行選択してから実行すればそこに新しい行が2行、3列選択してから実行すればそこに新しい列が3列挿入されます。削除も同様で、選択した数だけワークシートから排除されます。