列の幅は、入力したデータに応じて調整する
文字データの場合、セルに収まりきらない量のときは、隣のセルにデータがなければそこにはみ出して表示できます。しかし、隣のセルにもデータが入力されていると、そのセルに収まりきらない文字データは末尾が切れてしまいます。

そのようなときには、そのセルの属する列の幅を調整して、入力した文字データがちゃんと表示されるようにします。
最近の表計算ソフトには、これを自動的に調整できる機能が備えられています。その機能を使うと、選択中のセルのデータの長さに応じて、その列の幅を簡単に調整できます。列全体を選択してから実行すれば、その列内のもっとも長いデータに合わせてその列幅が自動調整されます。複数の列のセルを選択した場合は、それらの列の幅をまとめて自動調整できます。

列の幅は、その区切り線をドラッグすることでも変えられます。列番号と列番号を区切るその線をドラッグすると、その左側の列の幅を好きなように調整できます。

自動的に調整する方法は簡単ですが、入力されているデータの長さぴったりに列の幅が調整されるので、データが隣接しすぎて見づらくなることもあります。そのようなときに、ドラッグで列幅を調整し、データの右側に適当な空きを作るのも一つの見せ方です。
文字データの場合には、列幅が狭くとも、とりあえずその一部だけでも確認できます。しかし、数値データの場合には、列幅が足りないと、まったくその値を確認できなくなることがあります。「#####」や「*****」などと表示されるのはそうしたときです。列幅を広げてやると、値をちゃんと表示できるようになります。
