範囲選択すれば、それらのセルにまとめて同じ処理を施せる
表計算ソフトでのさまざまな処理は、基本的に選択中のセルに対して行われます。
この選択は、ドラッグすることで、複数のセルに対して行うこともできます。ドラッグを行うと、その起点となるセルと、終点となるセルを結ぶ線を対角線とする矩形に含まれるセルをまとめて選択できます。この状態で何らかの処理を行うと、それらのセルにまとめてそれが施されることになります。

ドラッグによるセル範囲の選択は、離れた複数の箇所で行うこともできます。Ctrlキーを押さえながらドラッグを繰り返すと、それまでに選択したセル範囲の選択を維持したまま
、新たなセル範囲を追加選択できます。

セルの選択は、列単位または行単位でも行えます。同じ列内のセルすべてに、または同じ行内のすべてのセルに同じ処理をまとめて施したいときに使います。
列単位や行単位の選択は、その列番号や行番号をクリックするだけで行えます。そのまま左右または上下にドラッグすれば、複数の列や行を選択することもできます。

ワークシート全体の選択も行えます。ワークシートの左上隅にあるボタンをクリックするのです。すると、編集中のワークシート全体をすばやく選択できます。

ただし、そのワークシートに含まれるすべてのセルに処理を施すと、その内容にもよりますが、かなり時間がかかります。ワークシート全体の選択はそのあたりも考慮に入れて行ってください。
いずれかのセルをクリックすると、どのような選択でも解除できます。