条件付き書式を設定すれば、基準値よりも小さな値が入力されたときに、自動的にそれを色やスタイルで強調できるようになります(フォントは変えられません)。
「小さな値が入力されたとき」を条件とする場合は、その基準となる値が必要です。それが固定値であれば条件式に組み込めますが、セルに入力されている値を基準とする場合には、そのセル番地を指定することになります。
なお、条件付き書式を設定するセルの値は、基準値として使うことはできません。つまり、上書き入力したときに、それまでのセル値との比較を行うようなことは、条件付き書式では行えません。マクロなどを用いて、既存のセル値を変数などに格納しておき、それと比較する方法を採ることになります。
作例では、隣接するセル範囲の値と比較する条件付き書式を設定します。
行列ともに絶対指定のままだと、選択中のセル範囲には、そのセルのみとの条件式が設定されてしまうので、正しく機能しません。
これで、C列のセルを基準値として、それより小さな値がD列の隣接セルに入力されたときに指定書式が適用される条件式になります。
条件付き書式では、フォントやサイズの変更は指定できません。
空白のセルにルールを適用しない “何もない”ことを表す "" と比較する式の追加で、空白セルを除外することができます
300以上の数値を緑色で、300未満を紫色で表示したい 単純な条件での色分けくらいなら、ユーザー定義の表示形式で可能です
特集「条件付き書式」 特に要望の多い「条件付き書式」について解説します。条件付き書式に用いられる条件式については、特集「条件式の考え方」でも解説しているので、参考にしてください。
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