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赤い数値を除いて、平均を求めたい

 

SUBTOTAL関数を使えば、絞り込まれている状態のセルだけを集計できます

SUBTOTAL関数を使うと、オートフィルタで絞り込まれている状態のデータの集計を行えます。

このSUBTOTAL関数は、次のような書式で使います。

SUBTOTAL(集計方法,範囲 1,範囲 2,...)

「集計方法」として指定する番号によって、SUBTOTAL関数の集計方法が変わります。

旧バージョンのExcelでは1 〜 11しか指定できませんが、2007では101 〜 111も指定することができます。101 〜 111の場合には、非表示の値を無視しての集計が可能です。

集計方法 番号 番号 (非表示の値を無視する場合)
AVERAGE 1 101
COUNT 2 102
COUNTA 3 103
MAX 4 104
MIN 5 105
PRODUCT 6 106
STDEV 7 107
STDEVP 8 108
SUM 9 109
VAR 10 110
VARP 11 111
※旧バージョンのExcelのSUBTOTAL関数では、非表示の値を無視する101〜111は指定できません

@オートフィルタ(色フィルタを含む)でデータを絞り込んでいる場合には、「集計方法」を1にして、平均を求めます。

Aステータスバーでも、絞り込まれている状態のデータの平均を確認できます。

 

旧バージョンのExcelのSUBTOTAL関数では、非表示の値を無視できません

旧バージョンのExcelに用意されているSUBTOTAL関数では、「集計方法」として非表示を無視する101〜111を指定できません。

そのため、前号のような方法で、色のついたデータを非表示にした場合は、SUBTOTAL関数での集計は行えません。

ただし、ステータスバーによる集計は、2007と同じく、非表示を無視します。旧バージョンのExcelでも、SUBTOTATAL関数の「集計方法」として101〜111を指定した場合と同じ結果を得ることができます。