ウイルス対策ソフトのほとんどは、有害サイトへの子供の不用意なアクセスも防げる
ウイルス対策ソフトが行えるのは、コンピュータウイルスの発見や駆除だけではありません。子供が不用意に有害サイトへアクセスしてしまうことを防ぐことができます。いわゆるURLフィルタリング機能も、多くのウイルス対策ソフトが備えているのです。
現代の子供たちは、生まれたときからネット環境です。ネットにつながるパソコンは、学校や図書館、マンガ喫茶など、どこにでも用意されています
し、タブレットやスマートフォンからも簡単にネット利用できます。いまや、ネットなしの生活など考えられません。
ですから、保護者のほとんどが「インターネットの知識は必要」と考えています。しかし、有害サイトが少なくないことから、安直にネット利用させる
ことを不安視しているのが現状です。
金銭をだまし取ろうとする「ワンクリック詐欺」や「フィッシング」。親としては見せたくない画像や映像が満載の「アダルト」。コンピュータウイルスや、スパイウェアの仕込まれたもの。子供が犯罪に巻き込まれる恐れのある「出会い系」など、実際に保護者の不安を裏付けるサイトは数多く存在します。
有害サイトの大半は、正しいルールやマナーを教えていれば、ある程度まで回避できますが、それだけでは不十分です。
そこで、ウイルス対策ソフトなどに搭載されている、URLフィルタリング機能を利用するのです。それでも完全に有害サイトへのアクセスを遮断できるわけではありませんが、子供を有害サイトから守りやすくなります。