テストの成績を評価する
連続していないセルのデータをランク付けしたい/平均点や最高点、最低点を調べたい/一定の点数以上をとった人の数を知りたい/偏差値を求めたい
指定したセルの数値データが、選択範囲の中で何番目に当たるのかを調べられるのがRANK関数です。ただし、範囲は連続したセルでなくてはならず、飛び飛びに選択することができません。そこで、必要な数値をIF関数式で別の列に書き出し、それをRANK範囲とします。RANK関数では、数値以外は無視されるので、不要なセルは空欄にしておきます。
IF関数式での別列への書き出しは、教科名と列項目を比較することで行います。一致した場合のみ、点数セルの数値を書き出し、そうでない場合には何も表示しません。
IF関数式の論理式で列項目セルを絶対指定しているのは、同じ列にその式をコピーして使えるようにするためです。
IF関数式のために用意した列は、あとから非表示にしてしまえば、見栄えも問題ありません。
平均は、AVERAGE関数で求められます。選択したセルやセル範囲のデータを対象にし、数字以外は無視されます。
最高値はMAX関数で、最低値はMIN関数で求めることができます。AVERAGE関数と同じで、選択したセルやセル範囲のデータを対象にし、数字以外は無視されます。
小数点以下の数値の扱いは、セルの書式設定で調整します。表示形式の「数値」で、小数点以下何桁まで表示するのかを決められます。
COUNTIF関数を使うと、指定条件に該当するセルの個数を調べることができます。
検索条件が式の場合には、それを半角の二重引用符(")で囲んで指定します。
偏差値の計算式は、次のようになります。
50+(偏差値を求めたい得点−平均点)÷標準偏差×10
このうちの標準偏差は、STDEV関数で求められます。指定したセル範囲の数値が対象となります。