5000mmの長さのアルミを何本使うと、1200mmと800mm、500mmを効率的に切り出せる?
一定の条件に合致する計算結果だけを強調したい/特定の条件に合致するときにだけ計算させたい/計算結果だけを他の表で使いたい/いくつかの組み合わせの中から、最適な組み合わせを選びたい
条件付き書式を使うと、一定条件に合致する場合だけ、特定の書式を割り当てることができます。
ダイアログボックスで「書式」をクリックすると、指定条件に合致した場合の、フォントや罫線、パターンを設定できます。
特定の条件下でのみ計算を実行させたいときには、IF関数を使います。
IF関数に必要な引数は、3つです。条件を表す「論理式」。それが「真の場合」に実行する計算式。それが「偽の場合」に表示する値、もしくはそのときに実行する計算式です。
通常のコピー&貼り付けだと、計算式も一緒にコピーされます。
計算結果だけをコピーしたいときには、メニューバー「編集」−「形式を選択して貼り付け」を使い、そのダイアログボックスで「値」を指定します。
条件と結果の間が、計算式で関係づけられていれば、ソルバーで最適な解を求めることは可能です。
右の例では、5000mmの長さのアルミを何本使うと、1200mmと800mm、500mmを効率的に切り出せるか、ソルバーで求めています。
この例の場合には、「目的のセル」となるのは、合計本数を計算するH21セルです。その「目標値」を「最小値」にして、必要最小本数を求めます。
「変化させるセル」は、H列の本数セルです。H2からH20までのセルの値を変化させて、「目的セル」が最小値になる組み合わせを求めます。
H列の本数セルの値の変化は、B列とD列、F列の小計値にも計算式で反映され、それらの合計数を求める21行目のセル値を変動させます。
H列の本数セルの値を、「制約条件」で整数に限定し、オプションの「非負数を仮定する」で自然数のみを解とすれば、現実的なアルミの本数を求められます。